貸すこと

 物を貸すことが少し苦手だ。みなさんはどうだろうか。「貸して!」と言われたり「貸そうか?」と言ったりした経験はあるんじゃないかな。これは誰にでも言えることじゃないし誰から言われてもいいことではないと思う。少なくとも私はだけど。

 私は持ってる本やCDを宝物だと思ってる。なぜなら他にこだわって集めてるものや趣味がこれといってないからだ。数少ない私の娯楽が読書と音楽でこの2つは自分で買ったもの以外は同じものでもあまり価値を感じない。私が買ったということに価値があるから。厄介というかわかりにくいというか、偏屈なのかもしれない。

 だからそこまで気を許してない人から「CD貸して!」だとか「その本今度貸してよ!」って言われると「ん、今度ね~」と言って二度と見せない。体の一部と同じくらい大切だからそう簡単に渡せない。一度仲がいい人に米津玄師のアルバムを貸したことがあるけれどケースをボロボロにして返されて度肝を抜かれた。お前、ジャニオタのくせにCDの価値や扱いもわかんねーの?って言いたくなった。

 相手にもよるけれど貸すことも悪くないのかなと最近思う。自分の好きなものを他人が好きになったりすると少し嬉しいから。それでも人を選ぶだろうけど。逆に私が物を貸せる人は私にとってかなり大切で信用してる人なんだろうなぁと本棚とCDの山を見て思った。